「随分前のことなんだ。この乾燥機を使っているとき、何気なく電気のメーターを見てあたしゃ震えたねえ。 メーターのメモリが猛烈な勢いで上がっていくんだよ。 服を乾かすだけで、どうしてこんなに電気代を払わなきゃいけないんだい? ええ?」 |
「こんなに高い電気代を使って洗濯物を乾かすくらいなら、濡れた服を着ていた方がましだと思わないかい? とにかく、あたしゃ、このおぞましい乾燥機を一生使うことができないように封印したんだよ。 ええ?どうだい?ハルコさん!あたしの言っていることが間違っているかい?」 |
いつもならここでお母さんとのバトルが始まるはずなのですが、洗濯物を干すのはたいていおばあちゃんがやっていることなので、今回、お母さんは「まっいいか・・・」とすんなり引き下がってしまいました。 |
本日の勝負、おばあちゃんの不戦勝と見るか、はたまた、肩透かしで母さんの勝ちと見るか、意見のわかれるところだと思われます。 |
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