私はドジの天才ですが、物忘れの天才でもあります。

年のせいだと言われれば、それもあるかもしれないけど、思い起こせば
小学校の時代から、物忘れドジを繰り返してきた記憶があります。

つまり、私の人生は物忘れとの戦いの歴史でもあったのです。

息子曰く

「オカンは覚える気がないから忘れるんや」

言い当てているような気もするけど
ちょっと違うのですよ。
覚えようとする時点でもう他のことを考えているのです。
つまりはあるけど覚えられないという方が正解かも。


息子「それを、覚える気がないというんや」


物忘れ

その1



手紙を買い物のついでに出そうと鞄に入れて出かけ
帰ってきて鞄の中を見たらそのまま入っていた
というのは日常茶飯事。

買い物をするまで
忘れていたとしても
財布を出す時に鞄の中を見て
あ、手紙出すの忘れていたなあ・・と気が付くのだけど
買い物が終わってスーパーを一歩出たらもう忘れている。

何となく何か忘れているような気がしていても
思い出さない。


ポストを見ても思い出さない。
これはかなり重症です。

で、家に帰ってから
鞄の中の手紙を見て溜息をつき

買い物のついでに出そうなどと
考えることが甘いのだ!!!

手紙を出すことだけに専念すればいいのだ!


と、意を決して手紙をにぎりしめ、家を出る。

ところが、家を一歩出ると
ぼんやり、いつもの買い物ルートを歩き
スーパーに入ってかごを手に取った私。

その時初めて気が付く。

「あ、買い物はさっき終わっていたんだ!
手紙を出すために家を出たんだ!」



その2へ続く