真夏の鍋
2007年8月5日
我が家の、土、日の夕食は鍋です。
いつ、そう決まったのか定かではありませんが、
10年以上前から、土、日は鍋です。
理由は、ひとえに私の都合。
メニューを考える必要がないし、調理をしながら食べることができるし・・・
(休日、みんなが家にいるとき、一人夕食の用意をあれこれするのって
何かなあ・・・と思うでしょう?)
土、日の鍋は季節には関係ありません。
だから、6月の末頃から、だんだんきつくなります。
それでも、週末は鍋です。
決まりだもん!!!
一週間に2度も鍋!!
しかもそれが、延々と繰り返されるなんて、
当然、家族から文句が出るだろうと、思われるかも知れませんが、
実は!
これは、我が家ではとても歓迎されているのです。
(私一人、歓迎されていると思いこんでいるのかも?)
だいたい、私は料理が好きではなく、
でも、一生懸命作るので、たまにはおいしい料理もできるのですが、
世の中、どんなことにも通じるのですが
努力したからといって、すべてにおいて、良い結果がでるわけではなく、
それは、家族全員、身にしみて感じていることで、
味の、当たりはずれのない鍋料理は、
家族にとって、安心して食べられる唯一のメニューなのです。
ここで、作る方と、食べる方の利害が奇しくも一致したわけです。
以前、土曜日、娘に「今日は鍋」というメールを送ったら、
娘は、「土曜日→鍋」
と、知っているにもかかわらず、
「ワーイ鍋♪」という返事をくれたし、
大学で家を離れていた息子が、久々に帰ってくるというので
「何が食べたい?」と聞いたら、「鍋」という返事だったし・・・・・
そんなわけで、土、日の鍋は我が家では市民権をもっているのです。
夏になると、鍋を食べるときの口癖は
「いやあ・・・さすがに、夏の鍋は辛いわ!」です・
「おかん、去年もその前も同じこと言ってた」と、息子。
夏の鍋は、忍耐です。
クーラー?
そんなもの邪道です。
クーラーをつけて鍋なんて、ストーブつけてかき氷のようなものです。(それの、どこが邪道?)
とにかく我が家では
7月、8月、汗を驚くほどしたたらせながら、鍋を食べ、
9月、峠を越したねと、鍋を食べ、
10月、やっと季節が鍋に追いついたねと、鍋を食べ、
11月、12月、1月、2月、3月、4月
やっぱり、この季節、鍋に限ると、鍋を食べ、
5月、ん?そろそろ、今年も苦難の季節到来かな?
と、予感しながら、鍋を食べ、
6月、だんだんきつくなってきたねと、
笑いながら、鍋を食べるのです。
昨日の土曜日も、勿論、鍋でした。
今日も、今から鍋の材料の買い出しです。
私の毎日、世間の人が聞いたら「え〜〜〜〜っ!」と驚くことが
いっぱいみたいですが、私の家族は文句も言わず、見守ってくれています。
汗をだらだら流しながら、鍋を食べるとき、
私は、幸せをかみしめています。
周りに感謝しながら、
私は今日も鍋を食べるのです。
そして・・・・