『家の中でもせっせと足踏みをしている私を
めがね君(夫)が
羨ましそうに見ているように思えたので
「買ってきてあげようか?」
と聞いたら
「そんなもんいらんわ!」
と言った。
しかし、その時のめがね君は涙目だったのを
私は見逃さなかった』
という文章を
例の掲示板に書き込んだ。
と 言ったら
めがね君は
「嘘を書くな!」
と涙目で叫んだ。
アホな奥さんに
翻弄される人生である。
日曜日、その翻弄されるめがね君をさそって
2つ向こうの駅にある公園まで散歩することにした。
出発する時、私はめがね君に言った
「万歩計の先輩の私に
君はついて来られるかなあ?」
めがね君は一瞬、かたまったかに見えた。
そして「アホか」と言って笑った。
アホな奥さんに翻弄される人生も
悪くないようである。
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