あめや

2009年7月8日

朝、台所で洗い物をしていたら玄関チャイムが鳴りました。

ピンポーン


私はインターホン越しに返事

「は〜〜い」

相手はインターホン越しに

「あめや!」

「?」

その時、私の脳裏に浮かんだのはこんな画像でした。

この 画像は江戸時代の道具売りですが、
こんな感じの「飴売り」が、我が家の玄関前に立っているのを
ありありと想像したのでした。

当然、私は


「うちは、いいです」

と、インターホン越しに、やんわり、当たり障りのないように
お断りしました。

すると相手は

「あめやで!」

なんか・・怖い・・・・

私はきっぱり

「うちは、いりません!!」

すると・・・相手は

「ほんまに、ええのん?
ふとん、あめにぬれてしまうで! 」



その瞬間、私は朝、久しぶりにベランダに、布団を干したことを思い出しました。
「あめや!」の意味も「飴屋!」ではなく「雨や!」
二度目の「あめやで!」は「飴やで!」ではなく「雨やで!」
ということをも、理解しました。
そして今、布団が雨に濡れている最中だということも!


「きや!!」

布団を入れていると、教えてくれた奥さんが

「雨や!と、言うたっているのに、
いりませんって、訳わからんわ!! 」


と、ぶつぶつ言いながら去っていくのが見えました。

私はベランダから身を乗り出して
大声で叫びました。

「ごめんね!!○○さん!
私はてっきり、
飴売りだと思って・・・ 」

○○さんはちらっと私の方を見て


「飴売りって・・・・
訳わからんわ・・・」


と言いながら、去っていきました。

ううう・・・

ほんまに、私も訳わからんわ・・・・

ううう・・・・


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